こんにちは。
神奈川で自然栽培をしながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。
さとやま農学校で育てているイチゴは、もとは一昨年にわずか二株から始めたものです。
ひと夏手入れをすれば、苗がかなりの数に増えるのですが、さすがにイチゴ畑になってしまうので元気な株を選びながら、秋になるとイチゴを定植しています。
いま6月は、実をつけるのをそろそろやめて、シュートを伸ばして次世代の株を増やす作業に入っています。イチゴの果実の粒粒は種ですから、まずはそうした種をつけて、それからシュートでさらに次世代を育てるという2通りの方法で子孫を増やします。
種は他の花粉との交雑であれば、親とは違う遺伝子形になります。いっぽうのシュートは親と同じ遺伝子形のものが増える。両方を行うことで、それぞれの増え方のメリットとデメリットを補えるわけです。こういう植物は挿し木で増える果樹以外の野菜では珍しいものです。
旬の季節を過ぎたせいか、イチゴの果実も小さめになってきました。
それでも、かじると甘い。
暑さにはあまり強くないので、夏場は寒冷紗で日よけをしながら苗を増やします。
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