三陸・綾里漁協さんの間引きワカメのドレッシング

三陸わかめのドレッシングが本格的にデビューです。

 

「海と里山のコラボ商品を」と、岩手・大船渡市の綾里漁協さんにお邪魔したのが一昨年の冬でした。

一関から車で奥羽山地を越えて綾里へ。そうして綾里漁協さんでご相談。

 

そうして新鮮な生ワカメが届いたのが昨年の今頃でした。

試作をして賞味期間の確認のために加工場で8カ月の保存試験。

その保存結果を確認して発売されたのが去年の秋。

加工品の開発から販売までは、こんな風に時間がかかってしまうのです。

そうして生まれた商品には、そのあとも育てる期間があります。

モニターをしたり、新しい食べ方を提案したり、あれこれ。

作り手だけでは商品は育ちません。

小売りで扱ってくださる現場の方々、食べてくださる方々、それぞれの目線を重ねてできあがるものです。

 

 

昨日は、ものすごい北風の中を、東京・高円寺で「綾里漁協ファンクラブ」の皆さんが販売をしてくださいました。

私は「さとやま農学校」の説明会があったので、ご挨拶だけでトンボ帰りとなりましたが、

生のワカメと合わせてご好評をいただいた様子をメールを頂いて、なにより嬉しく思いました。

 

 

 

間引きワカメは1月の後半から2月にかけての限られた期間のもの。

写真いあるように、生のときは茶色いのですが、これを熱湯にくぐらせるとたちまち鮮やかな緑になります。

陸の上ですら身を切る思いの厳寒に、冷たい海でワカメを採ってくださった漁師さんたちの風景が浮かぶようなドレッシングにしたいと思います。

 

 

そのドレッシングの内容ですが、

海と里山のコラボというコンセプトで企画した商品なので、ワカメの味を引き立てるベースに醤油もろみを使いました。もろみは加工場で醸したもので、相模湖の無農薬栽培の小麦と津久井在来大豆で仕込んでいます。

 

こんな風に、素材のひとつびとつに色々なつながり・ストーリーがあるものだから、

小さなポップやマルシェの説明だけでは話しきれないのがもどかしいところです。

 

どうぞ元気なドレッシングに育ってくれますよう。

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