![自然農の基本を生かしてプランター栽培@さとやま農学校・すどう農園](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=940x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/i6c4d3c65ff75246f/version/1686045993/%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%BE%B2%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%A0%BD%E5%9F%B9-%E3%81%95%E3%81%A8%E3%82%84%E3%81%BE%E8%BE%B2%E5%AD%A6%E6%A0%A1-%E3%81%99%E3%81%A9%E3%81%86%E8%BE%B2%E5%9C%92.jpg)
こんにちは。
「自然農の野菜作り教室・さとやま農学校」には、プランター栽培をされている方が多く参加されています。国分寺のカフェスローで開催している「さとやま農学校@国分寺カフェスロー」でも、昨年までの参加者のほとんどはプランター栽培の方でした(今年2023年は、畑を借りて耕作している方の講座になっています)。
市販の肥料や培養土を使わずにプランターで野菜を自然栽培するのは簡単ではありません。ベランダの場合にはさらに日照不足やエアコンの室外機による熱風、乾燥などの厳しい条件も加わってきますし、生物の多様性という点でも、都会の高層マンションでは虫もなかなか飛んでこないというハンディもありますね。そうした人工的な環境でも、自然農の基本に立ってプランター栽培をしてほしいと思って、農学校にプランター栽培のモデルを展示しています。
内容は、ご覧のようにとてもシンプルです。土は踏込み温床で使った落ち葉の土だけ、市販の微生物や有機肥料などは一切使いません。そして大事なことは、多様性を確保するためにいろいろな種を組み合わせること。よく観察しているとアブラムシなども飛んできますが、テントウムシもやってくる。一つの森みたいな空間になっています。おそらく地中も、お互いの根と微生物が共生して響きあう様子があるのでしょうね。ヒトには聴こえないメッセージを交わしあって、きっと賑やかなことと想像します。
収穫した作物の後には、次の種を仕込んでいきます。レタスや春菊などは全部食べずに、花が出てくるのを待って種取りをします。これは畑と同じ。限られたスペースのため温度も急に変化しやすいので、その辺は露地栽培よりも気を遣う必要があります。プランター栽培でお悩みの方も、どうぞオープンファームにおいでください。広い農園を歩く中で、この先のインスピレーションも湧いてくることでしょう。