15年前の大晦日

15年前の大晦日。
庭で息子とセメントをこねていました。石窯を造っていたのです。
今どきは左官職人さんも電動式のハンドミキサーを使うから、こんな手仕事でセメントこねません。
写真のような腰を入れる作業は、畑でのクワづかいにも通じるものですが、現代は腰を入れる仕草がほぼなくなりました。でも本当は大事なんです。これができないと、膝を伸ばしたままで腕だけで作業をするようになり、やがて腰を痛めます。

その息子も、今日は久しぶりに下宿から戻ってきたけれど卒論を書きに喫茶店に行ってしまいました。
あっという間の15年!なんとも疾い。
通り一遍の言い方になってしまうけれど、いまこれからどうしようかと迷っている人は、その時間がもったいない。
自分のやりたいことが見つからない、そういう人も多いです。
でもね。そこをなんとか。
明日は来ないものと思って、なにかを精一杯生きてほしいと思います。
私は今日は、荒れ放題の庭でトチノキやカキの樹、月桂樹と戯れました。
これから夕方までは一時サックスの練習して、本棚をつくります。
では皆様、良い年を。