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カブの在来種を眺めて種を想う

こんにちは。

 

神奈川で自然栽培と農業体験を開催している「すどう農園」です。


今にも歩き出しそうなカブを眺めて、春の種まきに思いを馳せます。

どんな天気になって、どんな具合に種をまこうか、と。
種取りに失敗したものは新しく種を買うのですが、それもどんな品種が良いか。
腕組みしながら、お茶飲みながら、あれこれと。

さすがに、種のことでゼロから迷うことはなくなったし、
あれこれと衝動買いすることもなくなりました。
が、
それでもこの季節のワクワク感は、本当に愉しいものです。

カブは、漬菜やダイコンと並んで数少ない日本古来の野菜です。
あとのナスやトマト、キュウリもジャガイモも、みんな外国からやってきたものです。
だからかつての、例えば万葉集あたりの時代の野菜というのは、山菜や漬菜、そうしてカブや大根など、いまのように種類はなくとも、身近なものを折々に食べていたのでしょう。四季折々の恵みを大事にいただくことは、とても豊かなことだったと思います。

身近に野菜がとれることの感動を、都会の人たちに味わっていただきたいと思って「さとやま農学校」を開催しています。年間で50種類以上の、主に固定種・在来種を中心に栽培します。

すどう農園では今年(2019年)も、農的くらしの楽しさを感じていただく農業体験講座・企画を用意します。

 

首都圏から日帰りの農業体験「さとやま農学校」の説明会も開催中です。