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静かな里山を散策。
街中のクリスマスムード、三連休の賑やかさとは無縁の世界。
でも目を凝らして耳を澄ませば、冬の焦がれた景色も、それは実に饒舌です。
今年の冬はまだ暖かいせいもあって緑がだいぶ残っています。
目を引いたのが野ばらの実。緑ではなくて真っ赤ですが。
あれ、こんな季節にこんなにあったっけ?
バラの実は晩秋に熟すので、それが今まで残っていても不思議ではないですが、
それにしても豊作です。
野ばらはとにかく株が強くて、気がつくとあちこちにはびこる。
とげが痛いから、簡単に抜ける相手ではない。
耕作をしなくなった畑を荒らす植物のワーストに入る、非常に厄介な嫌われ者なのですが、こんな実を見ると、つかの間ながら愛しくなります。
口に含むと、ふんわり甘い。
ローズヒップよりも、こちらのほうが甘みがあるかも。
トゲにさされながら、結構取れたので、これはウォッカに漬け込みます。
こういう「漬け込み系」の予期しない収穫があるので里山は楽しい。
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