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里山に入ると別の世界が

こんにちは。

 

神奈川で自然栽培と農業体験を開催している「すどう農園」です。

今朝から冷たい雨が降っているので、「さとやま農学校2019コース」など、新しい講座の準備をしています。


来春の講座に向けて、既にお申し込みや見学もいただいていて、
新しいご縁がまた始まることを思うと、嬉しくなってきます。

そして、これまで講座に通ってくださった方々も、また別の講座や移住や、
それぞれの形でつながりが続いていくことも、嬉しいものです。

言うまでもなく「すどう農園」はイベント業者ではないですから、
わざわざ皆さんに来ていただくのは、都会では得難い機会を体験していただきたいから。
そうしてその体験が、みなさんそれぞれの道につながりますように、と思うからです。

都会のお仕事で心身が磨滅してしまった方も、少なからずおいでになります。
自分もそういう経験があったので、とてもよくわかります。

里山はいま、都会の縁(へり)をぐるりと囲む「さんだらぼっち」のような
役目を担うのかもしれません。

「さんだらぼっち」は「桟俵(さんだわら)」ともいいます。
米俵の(といっても、見たことない人がほとんどでしょうね)
へりをぐるりと囲んで、お米がこぼれないようにするものです。

都会は、とりわけ首都圏は3000万人の人が一つの平面上に働いて暮らす、世界でも有数の巨大な均一空間です。茨城から西東京まで、本当に同じような景色・空間がざあっと続きます。

平野の価値観は、「同じ品質のモノやサービスを、たくさん、安く、早く、」
これにつきます。近代この方の合理主義は、ひたすらそれを至上として進んできました。
それがどういうことになるか、というと。

合理的であることを優先してきた人間そのものが、どうやら一番不ぞろいで間尺にあわない。

自分が自分を裁断するような不条理が身の回りにあるわけです。

そんな不条理で、やっぱり変だと体が無言で訴える、
そうしてここに来てくださった方々。
首都圏の膨大な人口からすればゼロにも等しい数ですが、
こんな場所がもっと増えればいいのになあ、と思います。

「さとやま農学校」を含めて、こちらの講座はまったく資格など得られません。
ソムリエもマイスターも検定合格も修了書もいっさい無縁です。

ソムリエやマイスターも結構ですが、
何よりもその前に、皆さんまずは自分自身を取り戻してほしい。
そんな場所でありたいと。

すどう農園では、様々な農業体験講座・プログラムがあります。

最新の情報は「すどう農園」のHPから、ご覧ください

www.sudofarm.net

 

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神奈川県相模原市緑区寸沢嵐2132

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