竹炭焼き

畑の際の竹を伐り、竹炭を焼きました

さとやま農学校2017コースの受講生さんのリクエストにお応えしてのプレ講座です。
いま全国の里山で、竹が増えすぎて困っています。
暗くなるほどに茂った竹藪は、外へ外へと広がり、畑に根を張り巡らせば、人力で駆除することは非常に厄介で、根気よく切り続けて竹が文字通りの「根負け」になるまで続けるしかないのです。恒例かもあって、そこまでできない人たちは止むを得ず一本切った竹の切り口に除草剤を流しこむという二重の意味で恐ろしいことをやったりもします。それで竹が全滅するわけでもありませんが、なんか日本って、ものすごく薬剤に頼りたがる気性が、こんなところにも垣間見えます。

本来ならば竹は多種多様に使いまわせるものなのですが、そうは言っても、すどう農園でもあまり竹は使わなくなりました。

そんな反省も込めて今日は竹焼き。

切った竹には枝葉がまだついているので、それをナタで落とす。
長いままの竹を軽トラックの荷台の幅に揃えて切る。
切り落とした枝葉も燃材として積み込む。
地面に炭焼き用の穴を掘る。
本格的には窯をつくるのですが、今回は原始的な「伏せ焼き」方式で。
煙突は足場パイプで代用。

という宇郷で段取りでしたが、何しろどのタイミングで土をかけて蒸し焼きにすればよいやら、
その辺の勘所が分からず、とりあえず時間の都合をかんがみて土をかけたのでした。
掘り出すのは後日です。
さてどんな感じでしょうか。