雪の前に畑で野焼き

雪の降りはじめは、非常に大事なタイミングです。
農業用水のない我が農園はすべて「水は天から貰い水」
貴重な水が天から降りてくる、その時にこそやるべき作業がいくつかあるのです。
その筆頭が野焼き。
秋のうちに刈り集めておいた枯草の山を焼く仕事です。
これは草の種を焼く効果もあるけれど、草を灰にしてミネラルを補給する意味も大きいものです。
冬の作業ではあるけれど、火事になるといけないから風の強い乾燥気味の日はご法度。
一か所に枯草を積み上げて盛大に焚き上げるよりも、炎で舐めるように畑を焼き焦がしていくイメージです。
もう少し雪が積もってくれば、選定した枯れ枝なども燃やせるのですが、今日は大して降らずに日没。雨だと降り始めた途端に燃やしにくくなるので弱い雪が好ましいのですが、なかなかうまいタイミングはないものです。
こんな作業を重ねて、だんだんと野菜作りのイメージトレーニング二つなげていきます。
今年はこの野菜をここでこんな風につくろう、と絵を描いていく。
野菜農家は何菜と年中気ぜわしいのですがやはり、こんな時間は必要ですね。