ついこないだのような風景。
長男が生まれた宮古島の東急ホテル前のビーチです。当時は伊良部島にかかる巨大な橋もなくて、保育園の帰りにこうして遊んでいました。贅沢な時間でした。ここで園児服を着て写っている長男は、こないだ大学を卒業。
いま改めて思うのは沖縄の子育てのしやすさ。
島じゅうのみんなが子供をかわいがる、大事にする風土があって、赤ん坊がいれば銀行の窓口ですら「あらま、ちょっと抱かせてくださいねー」とカウンター越しに抱き受けて、次々に赤ん坊は奥へ奥へとパスされていった。あの空気。
小さな子供ですら、妊婦さんを見れば「お腹が肥えてきたね。生まれたら遊んであげるよ」と当たり前に言ってくれる風土。
沖縄の良さはいろいろあるけれど、子育てしてみると、それはまた一層の厚みを加えてくれるものでした。