寒波の風が吹きすさぶなか、遠方から虚無僧の方がマダケの林にみえました。尺八にするマダケを伐るためです。
虚無僧と言うのは、私にとってまるで無縁な世界ですが、あの尺八も自分でつくるのだそうです。
春先にだいぶ伐ったマダケのなかを、じっくりと選んで、根本から掘り上げました。
里山の面白いところは、こうしていろいろな人が訪れてくれることです。生き物の多様性のなかに人間の多様性も含めて良いかもしれません。それにしても、どんな尺八になるのでしょうね。いつか音色を聴いてみたいものです。こんな寒い日だからこそ、かえってお似合いの感じのお客様でした。