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ビニールハウスの張替え

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

本講座の終わった「さとやま農学校」の圃場で、ビニールハウスの天井フィルムの張替えです。
何年も通ってくれている方から、こないだ終了したばかりの人まで、いろいろな年度の卒業生の皆さんが手伝ってくれて、こういうところがなんとも「さとやま農学校」の醍醐味と思います。
ビニールハウスのフィルムは、素材と厚みで耐久年度が変わってきます。ハウスの素材は農業用ビニールかポリオレフィン(農Pと略して呼ばれます)のどちらかです。両者には一長一短があるのですが、さとやま農学校のハウスは両サイドを巻き上げるという特殊な作りなので、その時の擦れ方に強い素材を選びました。そして厚みは厚いほうが丈夫なわけですが、重さや価格とのバランスです。今回は0・15ミリのものを選びました。大抵のホームセンターで扱っているような0・1ミリの厚みだと弱いので、オーダーメイドです。

こんな具合に天井をばあっと取り去ります。青空が抜けるように眩しい。夜半からの雨が夜明けまでだいぶ激しく降っていたのですが、その後から晴れて、風もなくて好天。ちなみに、いちばん作業しやすいのは曇りの風のない日です。ハウスをビニールで閉じると、仲の空気が温まって気球のように下からビニールを浮かせるのですが、曇りの日はそのようなことが少ないから。気温が低いときにはビニールは縮みがちなので、気温の高いときに伸びてシワになりすぎないように、やや強めに引っ張って張ります。このあたりは素材によっても温度の膨張の仕方は違います。ここのように小さめのハウスなら、そんなに違いはないですが、間口の大きいハウスだと気をつけたほうがいいですね、シワに花粉などの埃も溜まりやすくなります。
 ビニールを新しく張るのはちょっと大変な作業で、ここは撮影できていませんが、貼り終えるところまでいきました。この続きの仕上げはまた27日にやります。

そうしてやっぱりカマドご飯。本講座で何度も殺っているので、カマドのごはん炊きはすっかりベテランです。こうして作ってくれる人がいるのもとても嬉しい。今年の農学校に参加されたHeart of Indiaさんのカレースパイスセットや先日のシュトーレンも並んで美味しいお日和でした。農学校の本講座とはまたちがう、農閑期のゆるい感じ。こういうのも味わってほしいですね。
さとやま農学校2022コースは既に締切となりましたが、春以降の講座やハーブなどの情報は新年から発行するメールマガジンで月に1回程度、お届けします。フレッシュハーブの通販などは量も少ないので、見逃す方も多いですから、メールマガジンの購読をお勧めします。すどう農園の全体像も見えてくるかと思います。