こんにちは。
神奈川・相模原で自然栽培の野菜やハーブを育て、農的な暮らしの楽しさを講座を通じてお伝えしている「すどう農園」です。
「さとやま農学校@国分寺カフェスロー」2021コースが4月13日に開講しました。
おかげさまで3年目になります。
昨年はコロナの緊急事態宣言にさらされながらも講座を続け、そしてまた今年もまだまだ難儀は続きそうですが、こんな時こそ、人間は土に触れなければと思います。おそらくは同じ想いの皆さんのご参加で満員御礼のスタートです。
小さなスペースで野菜を作ることには、大きな面積の農業とは次元の違う深さがあります。
しいて言えば、大きなレストランや食品工場でお惣菜を作るのと、家庭の台所でご飯を作るのと、それくらいの違いはあるでしょう。無限の世界です。
子供の頃に自分の部屋に短波ラジオを備えてアンテナを張ると、ロンドンやモスクワや、いろいろな遠くの国から見知らぬ国の言葉で、あるいは日本語で電波が途切れ途切れにやってきたものでした。この小さなラジオ一つで世界とつながっているという興奮があったものですが、いま小さなポットに種をまいて感じるのは、あのときの感覚に近いかもしれません。物理的な大小は問題でなく、そこから何かが広がっていくこと、つながって「在る」ことの感覚。
昨年までの参加者の皆さんの膨大なドキュメントからは、とてもたくさんのことを教わりました。教わっているのはむしろ、こちらです。だからきちんと、お返しをしないと。
さあ、今年はどんな芽が出るでしょうか。