こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。
「無農薬の野菜作り教室・さとやま農学校」では秋冬野菜の仕込みが始まっています。
子の猛暑の中で種をまき苗を育ててだんだん寒くなる中で大きく育てていくというのは、春の栽培に比べるとひとひねりもふたひねりも大変です。去年のような台風もあるでしょうから、何回かに分けて品種もいくつか増やして仕込んでいきます。昨年とことでは同じ天候ということもないでしょうから、昨年までの経験は経験としても、それがそのまま通用するわけではありません。わたしたち農家の最近の共通認識は「昔ながらの経験だけではやっていけない」ということです。新しい海に漕ぎ出た心境は、いまや誰しもが抱えていることでしょう。それは日本だけでなくほぼ世界中の農家に通じていることかと。
タマネギの冬どりという作型も、前のブログでも書いたように、かつてh亜北海道の専売特許だったものを本州でもやるようになった。ホームタマネギというのはその冬どりを家庭菜園のニーズにアレンジしたもので、近年ヒットしています。10月に苗を買って定植して翌年6月収穫という長い時間をかけるよりもお手軽なので、これは家庭菜園では今後の主流になることと思います。あくまでも自家用少量栽培というマーケットですが。
それからやはり、小さめでそのぶん栽培期間の短い極早生タイプもますます人気が出てくることでしょう。プランターでも栽培できるニンジンやハクサイなど、窓辺が愉しくなる野菜づくり、もっと増えて欲しいです。
気候変動は大変なことですが、その一方でコロナの影響もあり、自分で食べ物を作る意識も高まっています。規模の大小は問題ではありません。かつてはほとんどの人がやっていた当たりまえの所作を少しづつ取り戻す方向に時代がまわっているのではないでしょうか。
お盆を過ぎてからは白菜やレタスの種まきも始まります。9月から開講の「さとやま農学校2020秋のショートコース」を毎年カラフルに彩るケールやポルトガルキャベツなどの面々もそのあとに続きます。
お申し込みがだいぶ埋まってきて、日曜コースはあと2名様です。どうぞお早めにお申し込みください。