「講座・森のガーデン」の午後の部、石積みの基本の後は、梅やハーブの収穫です。
1月に剪定講習をした梅の樹が、いま収穫時です。
ホルモンの流れを重視しての剪定でしたが、そのおかげか、大きくずっしりとした梅がたわわに実ってくれました。
昨年の梅が豊作だったので、手入れをしないと翌年は出来が悪いものなのですが(これを隔年結果といいます)、良い感じで実ってくれたので手ごたえを感じます。
野菜のほとんどは一年草ですが、こうした果樹や多年草があると、非常に安定度が高まります。もちろん気候によって出来不出来の変動はありますが、毎回ゼロからやり直す一年草とは違う安定感があります。もっとも一年生の植物に関しても、不耕起・草生栽培や自家採種の種取りなどを手掛けることで、どこかでつながりが途切れないように心がけています。
ハーブも雨に濡れる様子がいとおしい。
ジャーマンカモミールは、ほぼ終了。こぼれだねがまた秋に生えてくることでしょう。
フェンネルやディルなどセリ科は人参とともに花を盛んに咲かせています。
韓国唐辛子も大事なメンバーです。食べられるものをガーデンのメンバーにしていくことで、台所とガーデンがお互いに愉しくなります。フランス語でポタジェといえば、英語のガーデニングよりは食べるものを育てる意味合いが強くなります。
前にご紹介したブラッククミンも、日ごとに種が充実してきました。
こんな風に「講座・森のガーデン」は、森も川も果樹園もハーブガーデンも、すべてがフィールドです。じっくり里山の多様性を味わっていただきながら、皆さんのガーデニングにつなげてください。ご参加をお待ちしています。