マンドラゴラ?
深い森の中で眠るように生えていて、地下部は小さな男女が一対になっている。
引き抜こうとすると恐ろしい悲鳴をあげ、その声を聴いたものはやがて来るって死ぬという伝説の植物。
子供のころから幾度か図鑑で出会うたびに、どこかにいるのではないかとひっそり想い続けている植物です。
そして残念ながら、こちらはサフランです。一般的には秋の花が終わったところで掘り上げるのですが、それを忘れて畑の隅で掘り返しました。もう春でもあるので植えなおしたところです。
サフランは、球根のまま納屋に入れておくと、光も水もろくにないまま、時期が来ると棚で一斉に花を咲かせるのだそうです。球根ならではの振る舞いですが、他の休校ん例えばチューリップなどはそんなことはできないはず。サフランは、球根から鼻の間つまり茎がとても短くて、それゆえにできる事なのでしょう。それにしてもサフランにとっては恨めしい環境であろうに、そんな呪詛が聞こえるような、怖いような、光景ですね。
サフランの花粉はスパイスとして有名ですが、あまりにも採種できる量が少ないので自給のためにサフランを栽培するのは現実的ではありません。むしろ可愛い花を愛でたらお茶にするほうがいいです。世田谷の自然農の畑にも持っていこうかな。あれもこれも作りたいものが増えてくる季節の始まりです。
その「街で自然農@世田谷ものづくり学校」は少人数で開催します。だんだんお申し込みが詰まってきましたが、まだ少々の余裕があります。
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