こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。
「講座・火と暮らす2020」が年をまたいで最終回でした。今日は、2年前の講座で下の畑につくった石窯を分解して「さとやま農学校」の畑に移築しました。もともとのコンセプトが「分解して移動できる石窯」というものだったので、今回の引っ越しはそのコンセプトを実現する機会にもなりました。もともと石窯は熱を蓄えるという意味ではできるだけ分厚い躯体であることが求められるのですが、そのあまり移動ができません。たとえば畑の片隅でさぎゅおの後にピザを焼くというような形式だと、ちょっと場所を変えたいと思ってもなかなかそれが叶わないものですね。
![石窯の分解と移動@すどう農園](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=929x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/i0e3d41b4ba9a34aa/version/1610270795/%E7%9F%B3%E7%AA%AF%E3%81%AE%E5%88%86%E8%A7%A3%E3%81%A8%E7%A7%BB%E5%8B%95-%E3%81%99%E3%81%A9%E3%81%86%E8%BE%B2%E5%9C%92.jpg)
この石窯は、焼き床もドームも、はじめから分解を想定してパーツに分けて作ったものです。分解したものを元に戻す作業は初体験。しっかり焼きこまれているので考古学の遺跡の復元みたいな面白い感覚でした。じっさいに石窯の焼きこまれた内側をじっくり目の当たりにするのは初めてだったので、とても勉強になりました。いつも同じパターンのものづくりではなくて、やはりこうして毎回違うことにチャレンジするのは失敗のリスクもありますが経験値も上がります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x749:format=jpg:rotate=90/path/s5770b48c91d21f32/image/i2dae4d9015403859/version/1610272109/image.jpg)
上の写真は、天井部にあたるパーツをはめ込んだところ。これもちょっとした工夫がしてあります。
たった二年間の同じ講座で作ったものの際限ですが、ずいぶん昔のような気もして懐かしい。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=929x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/i82ef18c7f5c7a919/version/1610271272/image.jpg)
こんな感じで、「さとやま農学校」の畑に入ったとたん、真正面にこの石窯がお出迎えです。可愛いですよ。右のハウスの奥ではロケットストーブの火入れをしています。ちなみに左のハウスはただいま建設中。今年からはこちらのハウスで育苗します。