こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」は、3月から12月までが本講座ですが、冬の間も「プレ講座」と称して本講座ではできない内容を企画して臨時の講座を開いています。内容はその年によって様々です。一般公開はしないで、あくまでも「さとやま農学校」その他の講座の修了生や3月から参加する新規の受講生さんに限っています。かつては一日だけの講座も色々とやってきたのですが、ひとつのトピックだけ習っても不十分です。大きな流れを一貫して習う中で例えば今回のような「踏み込み温床」という個別のテーマも取り上げる形にしないと、断片だけの知識で終わってしまいます。何も知らないよりはいい、という考えも勿論ありなのですが、すどう農園としてはあくまでも連続してじっくり構える人とだけ場所を共有したいと思います。さとやま農学校が二年目から無料で補習できるのも、そうした考えあってのことです。
この「踏み込み温床の作り方講座」は、本当は18日の土曜日に開催の予定が雪で延期して19日になりました(昨日の新年会の様子は前のブログにあります)。よそで開催されている講座の多くは規模が「農家向け」の大きなものです。参加者がたくさん集まるので賑やかにワっと作れますが、そもそも自給規模の菜園では場所の制限があるし、作り苗もそれほど多いわけではない、仕事の合間に管理できる規模・仕様であることが実際のニーズです。踏み込む素材も、稲わらやもみ殻などの、水田が近くにないと入手できない「特殊な」ものでなくて、なるべく街中でも集めやすい素材、もしくはホームセンターや百円ショップで買えるものが望ましいですね。作り手の立場に立って素材や規模・工程を吟味すると農家とは違う形が求められてきます。「さとやま農学校」では、踏み込み温床に限らず、年々「自給する人」の目線に近づけて栽培方法や品種などを選ぶようにしてきています。農家になるための学校でなく「農的な暮らしを始めるための学校」であること、それが今年も確固たるラインです。
「さとやま農学校2020コース」も、おかげさまでだいぶ埋まってきました。やはり時代の趨勢かと思いますが男性のお申し込みも多くなりました。都会での仕事から地方に移住して自給しながら暮らしたい、という希望が増えてきています。そのための第一歩、玄関口として「さとやま農学校」がお役に立てたら何よりです。まだ現地説明会へのご参加は間に合います。お早めにお申込みください。
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