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春菊の種取り・穂発芽

梅雨が長いもので、普通なら晴れて乾いた種を採取するのがなかなかタイミングがつかめず、気がついたら穂の上で種が発芽していました。
分かりますか?小さな緑が見えるのが芽です。
これはいかんと、慌てて全部回収して、翌日の「さとやま農学校」で蒔きました。

春菊は、どうしても涼しくなってから食べたい野菜なので、あまり早くまくのも気が向かないのですが、こんなこともあります。
でもおかげで、頭の中に早くも秋の気配。
夏の到来に備えるのももちろん当然ですが、農業は数か月あるいは数年先までのスパンでリズムを見据えてかかるものです。夏野菜にぽわれていると秋の準備がおろそかになるのは、何度も経験しました。特に近年は台風の直撃も多くて、予定が大きくずれることもあるのです。
秋の仕込みは、翌年の3,4月まで影響するので、春の種まきよりも慎重かつ迅速が求められます。そんなことを教えてくれる春菊。
年末に向けての準備もだんだん進めます。
 

 

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