ハーブで入浴剤づくり

Yukino Yokoyamaさんの「栞草」さんにて。
久しぶりの歳事の集いでした。

桃の葉の蒸留も含めて、身近なハーブで入浴剤づくり。
入浴剤には:
界面活性効果を活かすもの、身体を温めるもの、皮膚をケアするもの、香りでリラックスするもの、それぞれの役割があります。

今日の素材は、ありふれた野草がほとんどでした。
ありふれていること自体、生命力が旺盛な証拠ですね。

泡だっているのはセイタカアワダチソウのエキスです。
サポニンが豊富なので界面活性効果が高い。
ブタクサと混合されてアレルゲンと誤解されがちですが、これは虫媒花だから花粉が飛ぶことはありません。むしろ故郷の北米では先住民に珍重される無辜の薬草。ポリフェノールも豊富です。
日本のススキがこの草のアレロパシー(他の植物を寄せ付けない作用)で駆逐されるという話もかつてはあったけれど、アレロパシーはススキもやっていること。北米では逆に日本から渡ったススキがセイタカアワダチソウを蹂躙しているという裏表の関係もあるようです。

ことほどさように、外国から来たという、そのことだけで色眼鏡で見てはいないかな?
これって、人間にたとえればヘイトではないの・・と思うのは、自分も20年以上「よそもの」として暮らしてきたから。
こういう物言いには少しばかり耳が立つのです。

薬草をバスタブに漬けるときの布袋も、オーガニックコットンで作りました。記念すべき「ちくちくデビュー」だ。とはいうものの、老眼で針がぜんぜん糸に入らなくて難儀したけど、逆だったか。

今日もまた美味しいご飯と場所を提供してくださった横山さん、ありがとうございます。
それから初めてお会いした「糸花生活研究所」の藤原さんのお仕事も素敵でした。
雨もまた、よし。