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モキ式無煙炭焼機で竹炭を焼く

 

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

先日のまとまった雪は、湿って重たい雪でした。
こういう雪が厄介なのです。ビニールハウスに積もってもなかなか滑り落ちてくれない。下手をするとそのまま雪が積もってハウスを潰します。今回は、あちらこちらで竹や木が雪の重さで折れていました。すどう農園の竹も、だいぶ折れました。密集していた竹を整備して間引いたのが逆に仇になったようです。下の写真のように、大量の竹が、まるで覆いかぶさるように折れました。
昨年はずうっと竹の整備をしてきて、やっとひと段落ついたと思えばまたコレです。

 

折れた竹を、手前のほうから少しづつ伐っていくしかありません。まあ、少し時間をおいて、この竹がだんだん自分で折れ切ってしまうのを待ってもいいですが、相応するうちにまた新しい竹でも生えようものなら無政府状態になります。まあ、手早く整えないと。

整備を繰り替え祖いて明るくなった竹林が、またジャングルのようになってしまいました・・・・・・。
皆さんにご協力いただいて、切ってはひたすら竹炭を焼く、その循環の繰り返しです。そう思えば竹を伐る作業もやりがいがありますね。

 

さとやま農学校の卒業生が、畑に入れる炭を焼くために購入されたモキ式無煙炭焼き機です。
驚くほどシンプルですね。初めに見たときはあまりのシンプルさに「これが数万円の商品?」と思いましたが、側面が薪の燃える熱を反射して凹レンズのように集めて非常な高温状態をつくり、短時間で炭にしてしまうものだそうです。

これが出来上がった竹炭。原型はとどめていませんが、とにかく大量に焼くには適しているようです。ただし非常な高温になるので、ちょっと庭先で焼くというわけにはいかないでしょう。十分な水と人数を確保してかかることが必要です。

4月から始まる「さとやま草木譜2023・新緑のコース」でも、炭が大事な仲間になります。以前のブログでも紹介したドラム缶式の炭焼き機で竹が炭になり、炭が微生物の住処になり、微生物が植物の根と共生して育てあう。そんな大きな自然界の流れに身をゆだねてみませんか。