· 

イノシシから畑を取り返す

イノシシ対策のフェンスを拡張しています@さとやま農学校
イノシシ対策のフェンスを拡張しています@さとやま農学校

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

「自給のための野菜づくり教室・さとやま農学校」の作業は収穫と並行して春に備える作業が増えてきます。農作業は春に始まって冬に終わるという一直線の進み方でなく、秋にはまた春への備えが始まる循環モードです。だんだん日差しが短くなってきたら冬支度をしつつ、頭の片隅では春の準備が始まります。このへんは昨今の冬が暖かくなってきたことも影響がありますね。そんなに何ヶ月も雪や霜で畑に入れないわけではありませんから、むしろ真夏の猛暑より働きやすい面もあります。
 冒頭の写真はイノシシに数年前に荒らされた畑を囲ってネットを張っているところです。こうして失地奪還。

自然農を学ぶ農業体験農場 親子で野菜作り教室
鉄資材も値上がりが激しいので、買うならさっさと買ってしまったほうがいいです@さとやま農学校

とはいえ、鉄だけでなく資材類は軒並み値上がりしています。いままで使わずに置いてあった資材も大事に使います。こうした値上がりを見ていると、いずれ買おうと思っていたものならば早く買った方がいいと思う。いわゆるインフレマインドですね。そうなるとさらに需要が高まって品薄になり、市場原理が働いて価格が押し上げられるのかもしれません。

自給の無農薬野菜づくりを体験する。さとやま農学校
鉄パイプを切るカッターは屋外作業ではとても便利@さとやま農学校

農作業では使わないような鉄パイプを切るカッターやネットを縛る結束線&フッカーなど、ちょっと珍しい道具も使い方を覚えると楽しいです。まあこうした道具類も、揃えていくと結構な金額になるので、できるだけ大事に使うことです。特に刃物類は無理な力を入れるとダメになります。

自然農を里山で学ぶ@さとやま農学校
みんなでやると、延々と続く作業も楽しいものです@さとやま農学校

おかげさまで拡張作業はだいぶできあがりました。もう一息。一人で延々とネットを張るの心の折れかかる作業ですが(特に寒いさなかのネット張りは消耗します)、みんなでやれば文化祭の準備みたいで(笑)楽しいものです。

いつも思うのですが、イノシシのようなパワーのない人間には、その弱さを補う「仲間同士のチカラ」というのがある。これはとても大事なことなので改めてブログで書きます。そして「さとやま農学校の説明会」も間もなく始まります。だんだんドキドキしてきました。どうぞ下のページで御覧ください。