![自然農のお茶を手もみで醗酵させます。紅茶は身近な醗酵食@さとやま農学校・国分寺カフェスロー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=531x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/i00872cf33cc0c4e2/version/1652444251/%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%BE%B2%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%8C%B6%E3%82%92%E6%89%8B%E3%82%82%E3%81%BF%E3%81%A7%E9%86%97%E9%85%B5%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%BE%E3%81%99-%E7%B4%85%E8%8C%B6%E3%81%AF%E8%BA%AB%E8%BF%91%E3%81%AA%E9%86%97%E9%85%B5%E9%A3%9F-%E3%81%95%E3%81%A8%E3%82%84%E3%81%BE%E8%BE%B2%E5%AD%A6%E6%A0%A1-%E5%9B%BD%E5%88%86%E5%AF%BA%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC.jpg)
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
少し遡りますが、5月10日(火)に「さとやま農学校@国分寺カフェスロー2022」の二回目がありました。
今年で4年目の講座ですが、毎年5月には里山からお茶を枝ごと切って持っていきます。受講生のみなさんと新芽だけを摘み取って「お茶摘み体験」です。やってみると楽しいですよ。
摘んだ新芽は持ち帰って、ご自宅で醗酵させて紅茶にするのがホームワークです。
「こんなのが醗酵するの?」と思いながら段々と匂いがしてくるのを恐る恐るお茶にして口に含むと・・・あ。お茶だ。
という、このプロセスが絶妙なのです。もちろん人によって醗酵の具合が違うので、紅茶にまでいかずに半発酵のウーロン茶くらいの方もいます。初めてですから、ドキドキします。このドキドキ感覚が大事と思います。嗅覚も味覚も、本来の目的はまず危険なものを察知すること、その上で自分に大事な食物かどうかを見分けることでした。生命に関わる大事な感覚であるわけですが、いまでは命がけで嗅覚を使うことは殆どない。それどころかもう二年以上もマスクなどしているから身の回りの匂いには全く鈍感になってしまいました。
毎年この講座では醗酵を教材に取り上げているのですが、人間であることを取り戻すためにも、講座の中では嗅覚をしっかり漬かっていきたいと思います。