こんにちは。
無農薬栽培のフレッシュハーブの通販をしている「すどう農園」です。
エルダーフラワーの生花は、おかげさまで好評のうちに終了しました。
お申し込みが大変に多かったために、お届けまでお待たせしてしまったことは恐縮でしたが、まだ少し咲き残る花は、これからチンクチュアに漬けたり自給用でコーディアルを楽しむなどします。エルダーフラワーの生花と青梅と一緒に醗酵させて、この季節ならではの和風エルダーフラワーの醗酵ジュースにしてもいいですね。
今年はエルダーフラワーに限らず、とにかく毛虫が多い年です。毛虫の大方は、すでに蛾になって飛び去ったようですし、それから更に寿命を終えて土に還っていったものも多いことでしょう。つかの間の大空を楽しんだかどうか・・・などと慈愛に満ちたことを言う余裕はなく、見つけては潰して行く世界でした。
蛾といっても相当な種類が居ることでしょうが、その一種が困ったことにエルダーフラワーの芯を食い荒らします。
実は数ヶ月前の冬にも、それと思しきヤツによって、太い主枝の中心が食われ手ポッキリと折れたのでした。あれはカミキリ虫かも知れないけれど・・(栗の木などはカミキリ虫のせいでボロボロに枯れました。天敵のキツツキなどの大型の鳥もいないことが生態系のアンバランスにつながっています)。
上の2枚の写真は、害虫に芯を食われたエルダーフラワーの様子です。エルダーフラワーの生花がついてまもなくさこうというタイミングで、こうやって食われてしまうのは非常に哀しいものがあります。見つけて切り取った茎をはさみで細かく伐っていくとやがて小さな毛虫が見つかるので、それを切る。毎朝、行くたびに数本の茎が食われているときはげっそりします。
いま始まった梅雨で、また害虫がふえやしないかと、それが気がかりですが、無農薬栽培でできることは、風通しを良くする。有機質マルチが害虫の温床にならないようにする。などなど、地道に基本形を整えるばかりです。