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津久井在来大豆(固定種)の枝豆収穫

無農薬栽培「津久井在来大豆」の枝豆収穫@さとやま農学校
無農薬栽培「津久井在来大豆」の枝豆収穫@さとやま農学校

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら野菜作りの農業学校を開催している「すどう農園」です。
 

自給&無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」の水曜コース。津久井在来大豆の枝豆の収穫が始まりました。津久井在来大豆のことは前のブログでも書きましたが、種まきのタイミングが難しくて、ちょっとはずすと「蔓化(まんか)」すなわちツルぼけをしてしまいます。葉ばかり生い茂って、肝心の実が入らない現象です。畑の肥料分が濃い目でもツルぼけしてしまいます。なので、基本的に無肥料栽培です。
 

今年は種まきをぐっと遅らせて7月5日にポット蒔き。そこから7月14日に定植をしました。雨の多い長梅雨だったのですが、元気に育ってくれてここまでたどり着きました。実はもう一回、7月の下旬に蒔いたものもありますが、そちらはまだ実が入っていません。どうなるやら楽しみです。遅く蒔いてしっかり収穫できるなら、その分だけ真夏の草取りや土寄せの手間も減るわけです。

 

下の写真でお分かりのように、津久井在来大豆の豆は地面ぎりぎりまで着いています。なので大豆専用のコンバインなどが使いにくいことも作る人がいなくなった原因だと聞いたことがありますが、しかしこの辺りは平地でないので、コンバインを入れるほどの大規模な大豆栽培にはそもそも向いていません。やはり作りやすさ、収量などから、別の大豆に切り替えてしまったのではないでしょうか。国産大豆で自給することを最大の目的にするのであれば、確かに津久井在来である必要はないわけですから、この辺りは「さとやま農学校」でも来年以降の課題にします。
 

「さとやま農学校説明会」が11月から始まります。3月からの実習にさきがけて1月からは基本内容の動画講座もはじまります。ここ数年の気候の変動を受けて、講座の内容もさらに最新の事情に即したものに変わっていきます。そのあたりは説明会でもお話ししたいと思います。お気軽にご参加ください。