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カブの種取り・成就して土に還る姿

固定種・在来種のカブの種取りなどの野菜作り教室「さとやま農学校」
固定種のカブの種取り

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。

カブ
の種取りを終えました。大きなカブがすっかり精力を注ぎこんで種を実らせて土に還っていきます。下の動画にもあるように、握れば張り子細工のように音を立てて粉々になる。見事なまでにすべてを出し切ってのフィナーレです。この姿を見るたびにいつも「即身仏」という言葉を思い浮かべます。やるべきことをやって、無に還る姿は潔いばかり。ここに至るには、すべての種が発芽するわけではなく、そして発芽したすべての個体がここまで大きく育つわけでもなく、ごく一握り、選ばれてここまで生きたカブの姿です。そうして地にはなったおびただしい種の、そのまたごく僅かな一握りだけが来年もこうしてここにあるのでしょう。

 

そんな種の話も、7月のオープンファームでできたらいいなと思っています。7月11日(土)そして20日(月・祝)のそれぞれ夕方4時から開催します。梅雨はまだ明けるかどうかの頃合いですが、ビニールハウスもあるので雨でも開催します。雨具に滴る音を聞きながら畑を巡るのも爽やかなものです。