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竹をチッパーで粉砕して里山整備

竹林整備とパーマカルチャーデザイン
古い竹をチッパーで粉砕しました@すどう農園

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

10月17日、冷たい雨が続く中、冬に切った竹の片付けの続きです。
大きなボサの山を、巨大なチッパーで粉砕します。これはお隣、藤野のユンボくんこと鈴木豪さんのものです。個人事業者として里山整備に取り組む豪さんは、このチッパーも相当な金額だと想うのですが購入して、今回のような里山の現場を奔走しています。小さな事業者がそれぞれに動き回る、というのが「すどう農園」も豪さんも共通したイメージです。組織というよりも、個人レベルで柔軟に動き、繋がって、少しづつ里山を動かす、育てる、未来につなぐ。

竹林整備とパーマカルチャーデザイン@すどう農園
山積みになって絡んだ竹同士をほぐしていく作業が一番疲れます

今年の冬に竹を切り出したとき、はじめは枝葉を落としながらの作業がいつの間にか枝葉ごと積み上げる形になってしまいました。ボランティアの方たちがたくさん手伝ってくださった反面、統制が効かなくなってしまったためです。これは大反省でした。竹のボサは枯れてくると枝がビシッと弾けてきます。顔に当たると危ないので、フェイスガードは必携。

竹チップで里山整備@すどう農園
竹を粉砕したチップはとても良質な土壌改良の素材です@すどう農園

竹のチップは、カツオ節のようにフワッとしています。伐ったばかりの青竹だと、独特の爽やかな香りがしてきますが、今回は古い竹なので、粉砕したそばから土に変わっていきそうな感じ。そのぶん微生物もしっかり食い込んでいるので、ここに竹の葉を足していきます。時間をかけたら良い感じに熟成するでしょう。ただいま収穫中の野菜の跡地に踏み込んでもいいですね。まさに里山ならではの恵みです。

雨の中で枝を燃やし、緑肥の種をまく@すどう農園
雨の中で枝を燃やし、緑肥の種をまく@すどう農園
里山整備の焚き火と竹チップ@すどう農園

最後に、苗木を植え付ける場所を、今回もまた青柳さんに決めてもらって、丸く波板ガードを置きました。何だかモニュメントのようだねえ、と談笑。いまだけは竹が失せてスッキリとした風景ですが、ここにだんだんと樹が育ってくればまた風景は変わってゆくことでしょう。まずは今の、この風景を目に留めておきます。
里山を舞台にした「さとやま草木譜」は、今月もまた27日に開催します。詳しくはこちら
そして「自給のための野菜づくり教室・さとやま農学校2023説明会」も来月から始まります。下のページを御覧ください。