· 

自然農のイチゴの苗取り

自然農のイチゴの無農薬栽培を学ぶ@さとやま農学校・すどう農園
自然農のイチゴ栽培@さとやま農学校

こんにちは。

 

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

 

今日は昨日よりも冷え込む雨です。キリッと気持ちが締まります。

「自給のための自然農を学ぶ野菜づくり教室・さとやま農学校」の木曜コース。

こんな日はビニールハウスで種まき・エンドウ(年内どり)のネット張り・イチゴの苗取り&仮植えなど並行して作業をしました。なかでも作業のメインはイチゴの苗取りです。

サークル状のベッドからイチゴを掘り出して、へその緒のようにつながったお互いを切り離します。去年の親株から、多いものでは5世代くらいが数珠つながりしています。伸び放題に行き交う苗を取り分けて、根を洗い、古い葉を掻き取り、今日は雨が強いのでとりあえずハウスに仮植えしました。

無農薬栽培のイチゴの苗取りを学ぶ@さとやま農学校・すどう農園
雨なのでささっと手際よくイチゴの苗取り@さとやま農学校
無農薬栽培のイチゴの作り方を学ぶ@さとやま農学校・すどう農園
苗床から掘り出した無農薬栽培のいちご苗@さとやま農学校
無肥料栽培のイチゴの育て方を学ぶ@さとやま農学校・すどう農園
白い根がボリューム感のある苗を選びます@さとやま農学校
自給のための自然農のイチゴの無農薬栽培を学ぶ@さとやま農学校
雨が強まってきたのでイチゴ苗をハウスに仮植え@さとやま農学校
自然栽培イチゴのベッドをつくる@さとやま農学校・すどう農園
廃材でイチゴのベッドをつくる@さとやま農学校・すどう農園

まだまだ苗はあるので、この先の晴れた日に、引き続き苗を掘り上げながら定植を進めます。

イチゴの旬は初夏です。他のベリー類とだいたい同じ頃です。

しかし店頭では12月からイチゴが並び、3月にはだいたい終わりますね。イチゴ収穫の食べ放題などとイチゴ農家さんがおやりになるのは、概ね出荷が終わってのバーゲンセールみたいなものでしょう。年末にイチゴが出てくるようになったのは、クリスマスにイチゴのショートケーキが定番になったところからの風潮なのでしょうか。秋からのミカンやリンゴに消費者が飽きた頃にスーパーの青果コーナーを埋める主役としてイチゴは欠かせないアイテムになりましたが、つまりは極端な促成栽培です。夏に取った苗を巨大な冷蔵施設で冷やして冬を疑似体験させて、それからハウスに植え込んで、今度はボイラーを焚いて春が来たと思わせる。この操作で半年近く季節を前倒ししての栽培スケジュールになるのです。今どきは石油も値上がりしてボイラーを焚くのもコストが大変かとお察しします。

 

さて明日も雨がひとしきり降りそうです。
それが上がったら、また樹を植える作業に戻ります。涼しくなってきたので、火を燃やすのも楽しい季節になりました。夏に切り払った竹のボサも大量にあるので、雨上がりで濡れているうちにガッツリ焼き払ってしまいたい。この後は一ヶ月くらいは暖冬という予報ですが、前倒しに冬モードに入ります。

 

★ ★ 来年の「さとやま農学校2023コース」の説明会は下のリンクから詳細とお申し込みができます。