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踏み込み温床の解体

踏み込み温床の解体@さとやま農学校
踏み込み温床の解体@さとやま農学校

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

自給のための野菜づくり教室・さとやま農学校」も後半に入りました。今日は朝から雨混じりで、昨日の暑さとは一転して涼しいので、ハウスで踏み込み温床の解体です。今年の1月のプレ講座で落ち葉を集めて踏み込んだ温床の型枠を外しました。あの頃はまだ初対面だったお互いも、今ではすっかり呼吸も合って、こうしたチームプレイも滑らかなものです。
それにしても、しっかり踏み込んだ断面はまるで地層のようです。森から集めてきたときは軽トラックで何度も運んできたので、相当な量だったのですが、こうしてガッチリと踏み込まれて固まった塊にスコップを入れて突き崩します。これはかなりの重労働。一人だと大変です。今日みたいな涼しい日でなければできない作業でした。

収穫も続いています。今年も四葉(すーよう)キュウリは安定した育ちを見せてくれます。暑さでいっとき疲れた様子でしたが、ひととおりのケアをして、また元気が戻ってきたようです。だいたいこれまでは8月のお盆を過ぎると失速していたのですが、どうやら今年は9月まで収穫ができるかも。種取りをすればするほど、年々、この畑になじんでくるのですね。逆に、昨年の講座では最新の交配品種を比較の意味で育ててみたのですが、はじめこそダッシュは勢いがあるものの、間もなく失速しました。化学肥料を多用してこそ収穫していける品種であって、自然農には向いていないのでしょう。

気がつけば畑には、ささやかに秋の気配も漂います。
草の勢いも、盛りを過ぎたようです。