こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
久しぶりに、一人で静かに夏至の農園作業をしました。
不思議なものですね。まるで夏至を待っていたかのように農園の花が咲きだしています。
写真はエキナセア。この数年でずいぶん増えてきました。ちょっとした群落ができそうな勢いです。
免疫を高めてくれるハーブとして、今はのど飴にも使われていますね。農園では冬を待ってチンクチュアにします。
この独特の中間色は、真夏から晩秋まで、眺めても飽きることがない、目線をすうっと吸い込んでくれる色合いです。
この虞美人草はハーブではないのですが、どうしても欲しくて咲かせています。
このベタッとした紅がいいんです。ココだけインクをこぼしたみたい。水の支配する梅雨の農園に、万緑叢中紅一点。
来年はもっと増やして、ブルーのコーンフラワーと並べてみたい。
モナルダ(松明花)も揃い踏みです。ミカン科のベルガモットに似た香りなので「ベルガモットリーフ」とも呼ばれるシソ科のハーブ。この花もすっかりレギュラーメンバーです。和名のとおり、松明が燃え立つように咲く花を摘んでお茶にすると、アールグレイのような香りが立ってきます。
そして夏至といえば肝心のセントジョーンズワートなのですが、まだ咲いてきません。株は元気なので、いずれ咲いてくることでしょう。急ぐことはないので花を待ちます。こんな風に、花をまったり、逆に花に追われるように季節を過ごしていくのが、今の季節です。そしてアレもコレもと目を回すうちに、気がつけば季節は過ぎていく。人の一生そのままのようです。
明日は「さとやま農学校」で、ニンジンやダイズの種まきも始まります。
そうして放課後は自然農の桃の収穫もいいかな。今年は桃が当たり年なのです。