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チッパー(粉砕機)デビューです

こんにちは。

神奈川の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

 

伐った竹の量があまりに凄いので、とうとう粉砕機(チッパー)を買いました。
果樹の剪定枝や竹などをチップにしてくれるものです。
以前の職場でも粉砕機を使っていました。
枝は伐ったままだとものすごいボリュームなのですが、粉砕してしまうといくらもないんです。
この写真でも、向こうには竹林が見えますが、これをすべてチップにしても、それほどの体積にはなりません。
つまり竹林の殆どは空気なのです。底に水をたっぷり含んだ炭水化物がゆらゆらして地表と大気の間にレイヤーをつくっている。そう理解しています。
自然界とは「何からできているか」という静的な理解と同時に、それが「どのように動いているか」というダイナミズムを理解することが必要です。
竹林に入ると、風(空気)や水分がぐるぐると動いているのを感じます。鬱蒼とした藪を刈り払って行くと、さらに空気の流れが出てきます。まるで地面まで一所に呼吸をしているよう。これが面白い。
今日はまず小手調べでスタッフの人と慎重に作業をしました。
このチッパーで指を飛ばしたベテランを2人知っています。
ただしそれは「まさかの事故」ではなくて、やってはいけない操作をしたための事故だったようです。
わかっているはずのベテランでも、ずうっと単調な作業を続けていると初歩的な大怪我をする。
これが怖いのです。
なので長時間の作業は禁物。これはチェーンソーワークも同じですね。

他の作業と組みあわせて緊張感を維持しながら、程々のところで収めます。
もちろん一人ではやらない。それも大事。

 


梅もほころんできました。