![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=929x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/id574d19c5fa8f218/version/1636433059/image.jpg)
こんにちは。
神奈川で自然農の体験教室を営む「すどう農園」です。
本当に雨の多い秋ですね。天気予報で晴れのマークだったのが、気がつくと大雨になっているので、油断ができません。
この時期ならではの畑の片付けも、今ひとつ進まない状況です。
それでも、こんな雨の日には静かに自家採種の種の整理にあてます。
「自給のための無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」で種取りを続けて来た野菜や穀物や豆の種を眺めて、なんとも豊かな気持ちになれるひとときが好きです。穀物の種子はオオムギ、ライ麦、古代赤米、コシヒカリ、タカキビ、モチキビなどがあり、それに津久井在来大豆が加わります。
上の六条オオムギは、焙煎して麦茶にします。コムギを自家製粉するのは滅多にできませんが、その点、オオムギは誰でも楽しむことができますね。春先のオオムギは、イチゴにつくアブラムシの天敵のアブにとって、更に別の品種のアブラムシ(これはイチゴには無害)が取り付くので、イチゴの近くに添えるように植えます。多様性を利用したIPM(統合的防除)というものです。難しく響きますが、要するに自然界は人間も含めて「利害関係者」が多ければ多いほどシステムは安定します。誰かが一人勝ちというリスクが減るのです。
![古代赤米の自然農。国分寺の赤米プロジェクトから分けていただいて3年目になります。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=929x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/ia933f48912e45e39/version/1636434300/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E8%B5%A4%E7%B1%B3%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%BE%B2-%E5%9B%BD%E5%88%86%E5%AF%BA%E3%81%AE%E8%B5%A4%E7%B1%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%81%8B%E3%82%89%E5%88%86%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%93%E5%B9%B4%E7%9B%AE%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99.jpg)
![自然農のタカキビ。炊いて食べてもいいし、醗酵させると赤くてきれいな飲料になります。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=929x10000:format=jpg/path/s5770b48c91d21f32/image/i9862e841c87c8327/version/1636434367/%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%BE%B2%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%AD%E3%83%93-%E7%82%8A%E3%81%84%E3%81%A6%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%97-%E9%86%97%E9%85%B5%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%A8%E8%B5%A4%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%82%8C%E3%81%84%E3%81%AA%E9%A3%B2%E6%96%99%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99.jpg)
他の野菜の種の話はまた次回以降のブログでお伝えします。
こうして種を眺めていると、心は早くも来年に飛びます。
「さとやま農学校2022説明会」も受付が始まり、すでに一部の回は満席になりました。
説明会に出られない方も、本講座へのお申込みは可能です。3月からの本講座にさきがけて、12月から冬の作業・手仕事のあれこれをご一緒にやりましょう。これはまた本講座と違う時間の流れ方で愉しいものです。