無農薬栽培ジャガイモのつくりかた
こんにちは。
自然栽培の農業体験を開催している「すどう農園」です。
「自給のための野菜づくり教室・さとやま農学校」も二週目に入りました。
すでに春の嵐が何度か日本列島に来ていますね。高温と多雨多湿、これがこの先もデフォルトになってくることでしょう。
ジャガイモはアンデスの高地が故郷です。涼しくて乾燥した気候風土を好みます。だから日本では北海道が大産地なわけです。
けれども、その北海道でも近年は(ないはずの)梅雨前線が来るようになり、昨年はそうした影響もあってかジャガイモの種芋が激減しました。
この春、家庭菜園でジャガイモを作ろうとした方はすでにご存じでしょうが、目を疑うほど園芸店の店頭には種ジャガイモがありませんでした。これまでも品薄の時は何度かありましたが、これほどひどいのは初めてです。
ジャガイモに限らず、やはり多湿を嫌う玉ねぎの生産も北海道が大産地だったのが、台風などが来るようになってかなり北海道の気候が変わり、玉ねぎの収量も減りあるいは玉ねぎの苗の供給もタイトになったことがあります。
おそらくこうしたことは、この先も繰り返すでしょう。種は買えばいい、という安穏ではいられません。
食用のジャガイモを食べずに植えて次世代につなげるか、その収量は品種にもよるようです。
一般的には「男爵」や「メイクイーン」などの古い品種はあまり収量が上がらないと聞いています。理由はよくわかりません。
そこで「さとやま農学校」では、従来の種芋を植え付ける方式と並行して、種イモを早めにハウスで芽出しして、そこから挿し芽で畑に移植する方式もやっています。