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ビニールハウスの骨組み・もう一息

コツコツと毎日ビニールハウスの移設です。
パイプの位置調整で埋め戻しなどの力仕事も多いので、他の作業とローテーションしながら少しづつ進めます。個々のアーチを斜めにつなぐ「かすがい」のような役目をするパイプをつける作業も、これは一人でやるのがなかなか大変なので次回は誰かとやるべし。ちなみにこの斜めの角度でパイプをジョイントする金具は一つ800円します。この長いパイプだけで18本のアーチを交わります。それをあと数本つくるとなると金具だけで結構な費用になるのですよ。農業って、こうした部材にかかるお金が相当な額になります。だから使わなくなったハウスなどあれば貰い受けて使いまわすのがいい。高齢化が進んだ農村では、ご縁があればこうした部材もなくはない。ただし曲がっていたり錆びていたり、規格が違ったり、そんな不具合を上手に使いまわせるかどうかは、貰った人にかかってきます。あるいはハウスにつかえないものでも別の用途に使いまわせる技術やセンスも、色々と手を動かして場数を踏むことで身についてくるものです。

今回のハウスは移設前にあったハウスよりもスペースの都合で若干短めのハウスになるので、その分だけアーチが余りました。そこで今回は余ったアーチを鳥かごみたいに仕立ててみます。ここにつる性のものを絡ませていけば面白いスペースになりそう。毎回毎回、ハウスをつくるたびにどこかしら自分なりに工夫を加えて遊んでいます。

また雨雲が来ているようで、この動きが春の兆しですね。空の周期が短くなりました。もうじきあの「爆弾低気圧」の季節が来るのです。本当に油断ならない風です。まあ、それなりの経験も積んではいますので、まったく想定外という事のないように構えます。いろいろなリスクを織り込んで春の作付けに向かいます。