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台風10号は過ぎたけれど

台風10号は日本列島から離れていきました。今は朝鮮半島が大変な状況な事かと思います。
前にも書いたことですが、台風に限らず、災害はじわじわと時間をおいて影響を与えてくるものです。メディアは台風上陸のときのすごい映像ばかりを取り上げますが、実際にはもっと地味(?)な形で染み出してきます、特に農村においてはそれが顕著です。見た目は小さな損害のようでも、繰り返す災害に疲れて離農する高齢農家の方の姿などは、ひっそりとしたものです。 
千葉を襲った台風被害からちょうど一年になりますが、ハウスなどの損傷はまだ完全な復旧には遠いようです。地域の基礎体力とでもいうべきものが、そもそも高齢化もあって摩耗しているのです。

 

今日の天気は、台風の余波を引きずって、晴れたり降ったり、湿度の非常に高い厳しい畑でした。なんともどっちつかずの天気、ことさらに疲れます。セルトレイへの種まきをひたすらやりました。ただし、直まきをすると気温が高いので草との競争が大変です、その手間を考えたら育苗トレイで巻いたほうが確実でしょう。
先日に続いてケールを何品種も、少しづつ色々と仕込みました。冬のケールのうっとりする葉の色はたまらないですね。

 

さとやま農学校2021の説明会の頃には、色づいてきたケールをお持ち帰りいただけるのではないかと思います。
すっきりとした秋空の下でお会いしましょう。
今日の画像は、先日からの続きで、昨年の9月の写真のギャラリーです。