こんにちは。
都会の皆さんに農的暮らしの楽しさを講座でお伝えしている「すどう農園」です。
今週末・10月12日ころからまたもや台風が来そうな予報のなか、それはそれとして毎日、
農園の野菜やハーブや果樹、虫や土と対話です。
これは仕事というか生活そのものだから、何時間歩きまわっても苦にならないどころか、
夕方などは日が暮れて真っ暗になるまで何時間でも佇んでしまいます。自分が空気に溶けていきそうな感覚が何とも心地よいのです。
毎年、今の時期になるとこぼれ種のクローバーが芽生えてきます。
だんだんと夏野菜が枯れていく中、地面を緑に覆って広がるクローバーの姿。
冬には木枯らしから土や冬野菜を守ってくれます。
根を伸ばして根粒菌と共生しながら土を肥やしてくれます。
初夏になれば真紅の花がミツバチを呼び寄せ、私たちの目を楽しませてくれます。
そのクローバーが茂った中に、夏野菜の苗を植え付けるのが不耕起栽培、草生栽培です。
その後はほとんど肥料も使うことなく、はじめはゆっくりした育ちの夏野菜が、じっくりゆっくり育って実ります。
梅雨時の虫や台風にやられることもありますが、やがて復活してきます。
秋になっても実り続ける草生栽培のトマトです。
このトマトの種は、前の年に畑でこぼれ種から芽を出していたものです。
いわゆる「自生えトマト」です。
自生えトマトは、その名称で種の販売もされているようですが、
あくまでも自分の畑・気候風土の中で自然に生えてくることに意味があると思います。
自給生活をしたい人には、自生えトマトはお勧めです。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」でも、こうした不耕起・草生栽培や自生えトマトをほかのトマト栽培と並行して育てています。
育ちも味も、栽培方法によってそれぞれに違うものです。
残暑が長いものだから、10月になってもまだアブラナ科の野菜に虫が来ます。
本来は秋の彼岸を過ぎたら虫の害もなく、すくすく育つはずのダイコンやコマツナが、
まだまだ油断できない状況です。
ところが、今年初めてまいたホワイトマスタードの元気なこと。
これは「さとやま農学校」の受講生の方が種の交換会で入手されたものを、農学校の畑でまいてみたところです。
葉の形が、いわゆる在来のカラシ菜とは違った形をしています。
一枚つまんでかじってみると、ピリっと辛い。
この辛みが虫を遠ざけるのでしょう。
マスタードを作るには、今から冬を越して6月ころに咲いた花が種をつける6月下旬か7月ころになるでしょう。梅雨の合間を縫っての種取りになります。
2020年コースの説明会は、11月から始まります。
ご興味のある方は、どうぞお越しください。
お申し込みをいただいた方には、講座の始まる前から様々なお楽しみ特典があります。
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