こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
今年はオオバコの当たり年かな、と呟いたら「私も同感」と岸田紀子さんも同意してくれたので、やっぱり当たり年なのでしょう。ご存知のように、人間や車が踏んづけて他の草が生えないような固い土でも力強く湧き上がってくる野草ですが、それほどの力強い野生のものでも、年によって当たり外れがあるようです。そして今年のオオバコはすごい。
薬草としてのオオバコの薬効は多岐にわたるものですが、それは他のサイトで参考になさってください。それよりも上の写真のように、ごく小さな花が咲いているのが愛しい。こんな花を私たちはこともなげに踏んづけたりしているのです。
もうしわけない、せめて摘み取って乾かしてお茶にして・・・と言いたいところなのですが、とても手がまわらないのがいまの季節。すでに梅雨が始まり、桑の実を毎朝集めては洗ってゴミを取って、それから野菜の手入れ、草刈りと作業が目白押しのなかで、いつしかオオバコの花は散り、気がつけば秋も深まってオオバコの種は落ちて、という流れです。
だから、こういう作業は、草摘みをこよなく愛する方々が毎日少しづつ、コツコツと摘んで集めて手入れをしていただければ実にありがたいのですが、お互いに忙しくて、お互いに「誰かが・・・」と思っているのでしょう。今年から「さとやま草木譜」をはじめるのも、こうした野草から森までを多層(あるいは複眼というべきでしょうか)の眼差しで眺めたいと思ってのことです。
そして今週末の日曜日は「さとやま草木譜」二回目のワークショップです。
お車で来られる方の参加枠が、少しだけあります。