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自然農とパーマカルチャー

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。


一昨日、9月13日(日)は「街で自然農」の講座がありました。
連続して通うことで、だんだん移り変わる様子に大人も子供もそれぞれに気づくことがあります。
この連続性が大事で、一日だけ土に触れてもリフレッシュで終わってしまいます。農的な生き方は連続性の中にこそあるのです。講座の行われている「世田谷ものづくり学校」の素敵なところは、なんといっても永年性の樹木、果樹がふんだんにあることです。これが普通の畑とは大きく違います。昨今のような気候の変動があっても、樹木は時に倒れたりもしますが、それでもなくなることはありません。根を張り、枝を伸ばして落ち葉がまた土に還っていきます。
樹木や丈のような永年性・多年生の植物から一年生の野菜・ハーブまでを多用・多層に共生する中で持続しやすい暮らしをデザインしていこうというのがパーマカルチャーの基本形です。これについては本もありサイトも数多いので参考にしてください。ものづくり学校の庭を育てている石田紀佳さんもパーマカルチャーの原理に沿って場所をつくっておられます。春から通うなかで長い梅雨もあり、猛暑もあり、ヒトめぐり季節を過ごしてみるとやはり野菜だけの畑にはない安定感を感じます。このつながり、持続感覚が、もっとこれからの自給に必要だろうと思います。植物そのものは一年生でも、その環境に持続しているものがあれば、それだけでも大事違うと思います。例えば田んぼのお米は一年草ですが、田んぼ環境はずうっと永続するわけですね。その持続感が感じられる田んぼであるかどうか、ということです。
 

さとやま農学校も、来年のコースが間もなく説明会を始めますが、こうした持続性の感覚を盛り込んだものにしていきたいと思います。変化の激しい気候の中で変わらないものごとがあることの大事さ…ちょっとピンと来ないかもしれませんので、おいおい具体的にお伝えします。
 

このところ秋の作業に追われて撮影もしていないので、昨年の9月の畑のフォトギャラリー、3回目を下に。