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農家のトラクター修理・ベアリングとオイルシール

トラクターが直りました!非常に感激です。お世話になった廣田岳さん&「相栄商会」さん、ありがとうございます。
こちらのブログではネジの取り外しおよびベアリングの交換 をブログ動画で紹介しました。
今回の段取りについて:
①グリースが減ってベアリングを受けるシャフト(回転軸)が摩耗していた。このままベアリングを付け替えても隙間があって支障をきたす。そのために「シャフトをもとの太さにする」という難題があった。
あるいはベアリングとシャフトを溶接する、という案もあるが、そうすると本来は消耗品であるベアリングが交換できなくなる。これは避けたい。
②廣田岳さんのお知恵で、シャフトの摩耗した部分に真鍮を盛り付けて(アセチレンガスなどを使う高度な溶接の技)そこからもう一回正確な太さになるまで手作業で削って調整する。さらに、ベアリングの振動を制御するための部材をはめ込む細い溝も手作業で削る。この工程は私は観ていないのですが、相当に熟練を要する作業です。のちに廣田さんが動画をアップしてくださるとのことです。→ここまでが済んだところから本日のシャフト取り付け作業を行いました。

最後に、動作の確認。から回しして目視でブレや音の状態の以上のないことを確認し、それから実際に土を耕しました。大丈夫です!梅雨も明けて秋に向けてトラクター作業が続くこの季節に間に合って本当によかったです。おかげさまで、とても勉強になりました。