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自生えトマト

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自然栽培のトマト。10月の頃に熟して落ちたトマトが、年を越してまだこの状態でいます。ここから発芽します。すどう農園

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。

自生えトマトとはなにか、聞いたことがありますか?完熟して落ちたトマトがそのまま翌年芽生えてきたものです。いわゆる「こぼれ種」のトマト版ですね。ふつうトマトの種取りは、完熟した果実を収穫して、つぶして数日ビニールの中で醗酵させてから種の周囲のジェリーを洗って取り除き、分離した種を乾かして密封容器で冷蔵保存、というのがセオリーです。自生えトマトの場合には、そうした種取りの手間を一切かけずに発芽させる。つまり、その土地に適応したものを選択淘汰するという、まっさらにダーウィン的な手続きを自然の手にゆだねて種を採るものです。ちなみに、いまは「自生えトマト」と銘打った種が市販されていますが、あれは変ですね。あくまでも自分の畑でこぼれて生えてくればこそ「自生え」の意味があるのですから、よその畑でこぼれて生えた種に意味はないはずです。なんでもお金で買えると思ったら大間違い。写真のように
つやつやと、いつまでも張りのある果実は、さてさていつまでこの状態でいるのでしょうか。隣の麦もだいぶ育ってきましたから間もなく春ですが。
 

この自生えトマトも、今年の「さとやま農学校2020」で育てます。農学校では大玉、中玉(この自生えともうひとつサン・マルツァーノ)そしてミニトマトを育てます。育て方も、昔ながらの地ごしらえをしたものと無肥料栽培のものと二通りです。同じように育てた苗でも、育て方でその後の育ちも味も違ってきます。「氏より育ち」という言葉を実感します。どちらが良いかは受講生さんの各自に任せます。こればかりは、他人の評価でなく、自分の五感で「こっちがいな」と思えるものがあります。「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」も、おかげさまでお申し込みがだいぶ増えてきました。そろそろ締切間近でしょうか。「さとやま農学校の現地の説明会」は、2月になると雪も降りやすくなりますので、お早目のお申し込みをお勧めします。

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自然栽培で完熟して落ちた果実から自力で生えてきたものを自生えトマトとして育てています。すどう農園