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ブラッククミンの花

ブラッククミンは、古代のエジプトから珍重されてきたハーブだそうです。
いわゆるスパイスで使うクミンはセリ科ですが、こちらはキンポウゲ科になります。


いずれ種ができたら、それを粉末にして服用するそうです。サプリメントでも売られていますね。「死以外のあらゆる病気を癒す」などと、ずいぶんおごそかな言われのあるハーブです。
その時代に生きていたわけではないけれど「古代~」という言葉に、私たちは惹かれてしまいますね。

現代の文明の、便利ではあるけれどもパサパサしたやるせなさ、居住まいの心地悪さがベースになっての心身の不全は慢性的なものだから、私のように都会を脱してきた人間にも、その大変さは痛感します。

とりわけ、この梅雨時は、本来は空の恵みであるはずの水を享受しきれない面が見えてしまう季節でもありますね。そんな時期は、雨風を受けとめつつバランスを整えてくれる植物の力を借りましょう。
 

 

なかなか艶のある花ですね。

雨の日の畑は、あまりヘビーな作業はできないので、収穫や観察に向かいます。

水を受けて植物はどんな様子でふるまうか、晴れていた空の下と雨とではどんなふうに違うのか、梅雨の雨は暑くも寒くもないので、じっくり観察するには良い季節です。
かといっても、やはり濡れた体はいずれ冷えてきます。
観察もほどほどにして、今が盛りのカモミールやミントで熱いお茶など一服。
 

 

「講座・森のガーデン」では、こうしたハーブやその他の植物の植え方、育て方など、基本的な対話の仕方から進めています。夏でも木陰などの涼しい場所でゆっくり講座をしています。
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