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何かを待つ、ということ

老人の原宿・巣鴨の地蔵通り商店街
老人の原宿・巣鴨の地蔵通り商店街

こんにちは。

神奈川で自然栽培と農業体験を開催している「すどう農園」です。


ふと思い出す、歳末のひととき。

トラックで野菜の引き売りをしていた頃。

 
なにしろ年の瀬は、買うより売るが楽しい。
 
「たまには知らないところで売るか」という話から、
どこかの団地に乗りつけて店を広げたのでした。
 
「私がいるだけでお客が来るのだよ」という招き猫みたいな見知らぬ婆さまも来てくれて大賑わい。
 
「お客さん、見ていって」
「用事があってね。急ぐ」
「用事が済んだら戻ってきて」
「しばらくいるかな?」
「いるよ」
「じゃあ、あとで」
「はいよ。待ってる」
 
通りいっぺんのやり取りも忘れたころ、
そのお客さんが戻ってきておっしゃるには
「待ってる、なんて久しぶりに言われて。なんだか嬉しくて戻ってきた」と。
 
こんな一言でも、存外に響くことがあるのだなあ。
カーテン越しの灯が並ぶ団地の隅で、なにかビッグコミックオリジナル的な感傷を覚えたものでした。
 
ただし、そのあと何度か同じセリフを意図的に使ってみたけれど、それで戻ってきた人は、あんまりいないものです。
 
それでも何かを待つのはいいものだ。
相手は春だったり、誰かだったり、何だか分からない何かだったり。
 
心を落として、ひらいて、待つ。

さて来年は・・・と、いまだにこの頃になると、どこかときめくのは、いったい何を待っているのやら。

すどう農園では、毎年、様々な農業体験や教室を企画しています。

2019年の講座の情報は「すどう農園」のHPから、ご覧ください

https://www.sudofarm.net/courses/

 

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