三州三河みりんさんとMieleさん


昨日は、表参道・ニールズヤードさんのマルシェに出展させていただきました。
「三州三河みりん」さんと会場でご一緒して、そのまま打ち上げでじっくりお話を伺いました。

今では滅多にない「みりん」だけの蔵です。
もち米を蒸して麹で醸す。
そのままだと甘酒になるので、自家製の乙類焼酎で醗酵を加減しながら二年がかりの醸造。

みりんは、他国にはない調味料(酒)です。
せいぜい似たものが紹興酒でしょうか。
紹興酒の場合には、焼酎で醗酵を抑える代わりに、紹興という土地の非常に厳しい寒さが醗酵を抑えてくれるのだそうです(では台湾の紹興酒はどうしているのだろう?)

味醂の醂は、これ一文字だと「醂(さわ)す」と読みます。
柿の渋抜きという意味ですが、なぜ味を醂すと「みりん」なのか、これも調べてみよう。

醗酵食の世界は、米と麹に限っただけでも広大深遠です。

いま向かってくる忌々しい台風が去ったら、製麹にかかろうかと準備中。

マルシェのいっとき、中抜けして伊藤サラさんと、ドイツ家電メーカー「Miele」のショウルームで打ち合わせをしました。。
こちらも三河みりんさんと同時際の創業1869年。
同い年生まれの二人による創業・経営。
その後もお互いの一族から経営者を抜擢しながらの無借金経営が4代続いているのだそうです。
明治創業の三河さんも今は4代目とか。

きちんと長く続ける製造業の堅牢。