里山の歳時@小鳥喫茶室さん~桃の草木染めとハコベ塩

木村陽子さんの主宰される「小鳥喫茶室」さんにて、二回目の里山歳時の集いでした。

江戸時代からの歯磨きに使われたハコベ塩を、石臼挽きと煮詰め方式の二種類でつくりました。
すなわち天日乾燥したハコベを石臼でゆるゆると、おしゃべりしながら挽いて焼き塩を合わせるものと、

生のハコベをブレンダーにかけて濾して、煮汁を塩を炊きながら煮詰めるものです。

そして今年最後の桃の草木染めも、経験豊富な皆さんのおかげで、滋味のある色にできました。
いちばん最初の煮汁は(黄色が多いから)捨てるといいと聞いていたのですが、
「何かもったいないからこれでも染めてみよう」ということで染めたら、これが意外な出来栄え。
二番汁には重層を入れて染めました。これは面白いもので、駅の中では緑色なのが、
空気に触れると頬が染まるように桃色になるのです。不思議。

お昼は、オーガニックベースで講師もされている木村さんのご飯を頂いて、午後は「くらして」大和屋真由美さんの「野良着」のサンプルをあれこれ見ながら、車座でお話を。

赤ちゃんも一緒に、ゆっくりした話の出来る場所は東京と思えないエアポケットです。