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こぼれ種を集める

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

 

毎年この時期は、よく晴れた穏やかな空が続きます。
大雪で大変な思いをされている地域の方には申し訳ないほどの平和な空です。
もちろん、この天気がずうっと続くわけではなく、2月の立春を過ぎたあたりから空はくるっと動き出します。西から南から、雨や風が寄せてくる季節が始まるまでの、今は束の間の平穏。
年の瀬に広い切れなかった種を、いまこの束の間に集めます。
そうして農園の冷蔵庫には、すでに集めた種が、ずいぶんな数になって控えています。それらをもう一度チェックして、春に備えます。十年以上種取している仲間、新しくやってきた仲間、どれもみな愛しい生命の結晶です。
どの種を、どこにどう播くか、「さとやま農学校」のスタッフと一緒にじっくりと考えます。今年の種まきのスタートは、2月の20日ころ。これが旧暦の閏月(うるうづき)のはじまりに当たります。旧暦は必ず新月から始まるのですが、今年は如月と弥生の間に閏月があるのですね。あとひと月ちょっと、これが実にあっという間なのです。

ハウスで育苗の準備@すどう農園
ハウスで育苗の準備@すどう農園

自給のための野菜作り教室・さとやま農学校2023」も、おおむね定員に達しつつあります。
募集枠は、残りわずかとなりました。
現地説明会は終了しましたが、ご希望の方には、説明会の動画をご覧いただけます。
また「新春のオープンファーム」では現地の様子を感じることもできます。どうぞご参加ください。