こんにちは。
さきほどのニンジンに続いて同じ日のブログ投稿になります。
猛暑の続く間は、畑に出るのは朝か夕方のどちらかにしています。今日の畑は夕方からなので、いまはブログの時間。
猛暑は続いていますが熱帯夜もなく、夕方にはぐうっとクールダウンするので、真昼の太陽の直撃さえなければ、なんとかなります。そのためにも畑の地表は剥き出しにしないこと。これは何度も強調しているのですが、地表をむき出しにしたら、非常に不安定な状態になります。太陽と地面の間に何もない環境は、砂漠などの特殊な環境以外にあり得ないのです。だから雨が来れば表土は流れてしまうし、日が照ればホコリだらけになる。何度も耕しては砂漠のようにして肥料が足りないといってまた化学肥料や堆肥をつぎ込むというのは、これほど化学肥料も高騰している状況では、むしろ考え直すチャンスだと思うのですが、どちらかというと肥料の値上がり分を農協などを通じて政府に補填してもらう方向に頭が向いてしまいます。これではいつまで経っても化学肥料や補助金への依存症から抜けられませんね。いつかは途切れるとわかっていながらやめられない・・・いずれ禁断症状が来ることでしょう。
写真は和棉(わわた)の花です。「さとやま農学校」の自主活動「和棉サークル」の皆さんが育てています。
ワタは、オクラやハイビスカスと同じアオイ科です。その清楚な花は日傘のようで、真昼の畑で眺めるととても涼し気です。だから夏の畑に欠かせないのがアオイ科の花です。ローゼルもハイビスカスの仲間ですが、今年は種まきを遅らせたので、花はもうちょっと後になります。ちなみにワタには西洋種とアジア種があって、花の色も違います。このところの強風で何本か折れてしまったので、残りを支柱で支えました。
自然農のブロッコリーの種取り
ブロッコリーは世界シェアの大半を日本の種苗メーカーが占めていて、当然ながら交配品種であり、種子も消毒されていることは農学校でもお伝えしています。ブロッコリーの自家採種については海外の固定種も含めて色々と試してきましたが、なかなかこれだと言う感じのものがなかったのですが、今回は農学校の卒業生の方々が、農学校でお分けした種子からそれぞれの畑で育てて、そこで種取りした種を分けていただきました。いわば里帰りですが、それがとても良い感じで育っています。ありがたいです。こういうときにも、やはり手分けをして種を採っていけるのは大事ですね。リスク分散にもなります。上の写真は発芽からから間引きの様子、間引きのコツなどを抑えながら更に育苗をして定植に進みます。アブラナ科は、もう少し涼しくなれば直まきもあるのですが、小松菜のように無数に育てるわけではないので、この場合はむしろ慎重に丈夫な苗を育てます。
先日のブログで大豆をご紹介しましたが、その後も元気で育っています。一部の株の先端を摘芯しました。この後の雨に備えてたっぷり草を株元に敷きました。花の咲いた大豆も雨をもらって喜ぶことでしょう。ただし豪雨は困ります。既に北日本は度重なる豪雨で大変なことになっているし、明日は我が身です。風もまた強く吹きそうですね。皆様ご注意のうえ、お過ごしください。