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自然農の援農&シュンギクの種取り他

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

 

農家の真夏は一日が早いです。作業は大変ですが、頭は真っ白になり、昼は昼寝、夜も早く寝るということで、気がつけばあっという間に日は過ぎる。それでいて夏はいつまでも長い・・・不思議な感覚です。


「自給のための自然農の体験教室・さとやま農学校」では様々な野菜(固定種・在来種)の種取りを学びます。
シュンギクの種取りも始まりました。しっかり熟して乾いたものを選んで、何回かに分けて種を取ります。シュンギクは「小松菜」などのアブラナ科と違って種間交雑を気にせずに済むだけ種は取りやすい。こうして種取りしたシュンギクをまた夏の終わりにまいていきます。9月から開講の「さとやま農学校ショートコース」でも、このシュンギクの種をまきます。

自然農のシュンギクを自家採種@さとやま農学校
自然農のシュンギクを自家採種@さとやま農学校

自然農のジャガイモ収穫

自然農のジャガイモ収穫@すどう農園
自然農のジャガイモ収穫@すどう農園

自然農の援農

農学校の前日は雨混じりの一日でした。気温は低めでも湿度たっぷりで研修生の方とハードな作業。こんな日に限って「サルの群れがいる」との警戒情報があり、残っていたジャガイモを急いで収穫しました。本来ならば保管のためにも、ジャガイモは晴れの続いた日に掘るべきものなのです。雨だと土も重いし・・・よくあることですが、出てきてほしくないタイミングに合わせてくるのが動物たちの特徴です。まもちろん「出てきても構わない日」などありませんが、やはり今回のように人間があまり出てきたがらない雨の日は動物たちが跋扈しやすい。雨や台風の日は、これまでもさんざん痛い目にあいました。

 

収穫した野菜は、ジャガイモに限らず、手伝ってくださる皆さんとシェアしながら各地の「みんな食堂」「こども食堂」などにお届けします。すどう農園では野菜の販売はしていません。一緒につくってシェアして、食べることに困っている皆さんと分ける。そういう形を取っています。このことはまた改めて書きますが、これからはお金を介在しない形、なおかつギブアンドテイクでもない、つまり「相互のやり取りでない互助」というものが大事になるかと考えるのです。だから返礼はなくてもよいのです、むしろそれだと窮屈に感じます。
どうぞ皆さん、一緒に野菜を作りませんか?いわゆる「援農」という形になります。厳しい暑さのなかですので、午前か夕方の短い時間に集中的にやります。農学校と違って野菜づくりを学ぶというよりも、あくまで土に触れる時間です。援農のスケジュールはメールマガジンでお知らせします。自然農の援農に興味のある方はどうぞ下のフォームからメールマガジンをご登録下さい。

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秋の作付けを待つ自然農の畑@すどう農園
秋の作付けを待つ自然農の畑@すどう農園

いつもいつものことですが、一瞬の雨で目の前が緑一色になります。農家に取っては雑草世界の最大派閥・イネ科の諸君の登場です。9月のダイコンの種まきの準備にかかります。

さとやま農学校の畑のバターナッツカボチャガ、だいぶできてきました。このぶんなら8月に入れば収穫できるでしょう。このあと更に他の品種も続々と収穫の予定です。暑い中のバターナッツカボチャは、ニンニクなどでちょっとスパイシーな冷製スープにしても美味しいですね。

 

自然農のカボチャ栽培を学ぶ@さとやま農学校
自然農のカボチャ栽培を学ぶ@さとやま農学校

ゴーヤのカーテンと同じで、カボチャのカーテンも涼しいですが、流石に重たいのでめったに見ませんね。でもカボチャやスイカ、ヘチマなどがユラユラしているカーテンというのも楽しいかな。どうでしょう?

さとやま農学校2022ショートコース」はお陰様で満員になりました。9月の開講に先駆けて、今から畑の様子を折々に動画で配信していきます。眼の前の暑さに負けていないで、頭の中は冬を想像するわけです。前向きに夏を乗り切りましょう。