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地下の植物世界

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら野菜作りなどの農業体験教室を開催している「すどう農園」です。

 

昨日からの久し振りのまとまった雨で、やっと潤いが戻ってきました。豪雪に悩む方々の一方で関東平野はカラカラの状態が続いていました。乾ききった空に木枯らしが吹けば野菜にはかなりのストレスなのです。

 

「自給&無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」の本講座に加えてもうひとつ別のクラスを企画中です。講師は別の人にお願いしているので、これは近日中に告知できると思うのですが、その予備調査で穴が掘ってあります(なんの調査でしょうね?お楽しみに)。

かなり深い穴なので大人がすっぽり入ります。
ひんやりと感じるのは昼間だからで、夜中になれば地表よりも暖かい空間です。地下50センチの世界では一日の温度変化はほぼゼロと言われています。そんな地中の世界は、たとえば海中の世界や人間の腸内のような共生空間~ワンダーランドでもあります。粘土や岩盤の層に向かって有機物としての植物が根を伸ばし、やがて枯れた根はそのまま地中で有機質となり、あるいは根穴が水や空気の通り道になり、そこに微生物が集い、ミミズなどの小動物、昆虫も行きかう小宇宙が形を作ってきます。
 
普通はこれほど深い穴を掘ることはできないので、この穴には文字通りハマりました。これで春になり、植物が又根を伸ばし始めたら、きっとスペクタクルな光景が広がるのではないかと、いまからワクワクしています。

今年は春が早いような予感がします。
3月から開講の「街で自然農2021@世田谷ものづくり学校」の講座も募集をしています。
コロナでこわばった心身を、ゆっくり開いていきましょう。
東京の大地の豊穣に出会ってください。