· 

ネギ・にんにくの定植

こんにちは。

 

神奈川・相模原で自然栽培の野菜やハーブを育てながら、

都会の皆さんに農的暮らしの楽しさを講座でお伝えしている「すどう農園」です。

 

10月の日差しは、太陽が傾いた分だけ横から差し込んできます。
昼間でも西日のような厳しさがありますね。
それでも朝晩の涼しさは、10月のものです。
からし菜やレタス、ケールなどもだんだんと涼しい気温にさらされて色づいてきます。
これは秋冬野菜の愉しみでもあります。

「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」
本講座も10月の終盤戦に入りました。
懸念されていた台風もそれてくれて、むしろ今までなかったような青い秋の空。

今日のメインはユリ科の手入れ
ニンニクの定植それからタマネギの追肥、エシャロットのケアなどです。

ユリ科は、イネ科と並ぶ単子葉の代表作物です。
丸い双葉ではなくて、細い葉が次々に出てきます。
長ネギの、茎のように見える部分も実は葉は丸まって重なったものです。
だから向いていけば中身は空洞になっていますね。
ちなみにタマネギの丸い部分も、茎ではありません。
では茎はどこかというと、根と葉の間にあります。
料理の時に包丁で切り捨てる部分です。
実に短い平板な茎なので盤茎(ばんけい)と言います。

春先に定植した九条株ネギも、気が付くと分決していくつものネギに分かれています。
実に便利なものですね。
農業の良いところは、こんな風にして自然界が淡々と生きてくれる、その恩恵にあずかることができるところです。台風などの大変さもあれば、こういうありがたいこともありです。

種取りも不要の株ネギですが、だいぶ増えてきたので、株分けをしました。

 

九条ネギ 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
九条ネギは京都の在来種・固定種ですが、その中もさらに多様な品種があるようです。株が増えたら分けて植えなおすことで、代々つないでいけます。さとやま農学校にて

株ネギは、一本ネギのように鍋りゅりに使うボリュームはありませんが、夏でも薬味に使えるので便利。自家菜園の片隅に生やしておきたいものですね。
下の写真のように、株元をまとめてつかんで引っ張ります。
葉が途中でちぎれないように注意。

九条ネギ 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
九条ネギの株を根元からしっかり握って抜きとって株分けします。さとやま農学校
九条ネギ 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
九条ネギの白くてきれいな根っこをできるだけ傷めないように移植して株分け@さとやま農学校・すどう農園

ニンニクも定植。
夏に掘り上げたものがすでにだいぶ芽を伸ばしてしまって、ちょっと早いかな。
既にしっかりとニンニクのにおいが食欲をそそります。

ニンニク 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
ニンニクの定植 もうすでに美味しそうなニンニクのにおい。パスタが欲しくなる。さとやま農学校・すどう農園

青空の下で雑穀のタカキビも収穫間近です。
鳥が見てもうまそうに見えるだろうなあ。
そろそろ種取りをしなければ。

タカキビ 雑穀 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
タカキビは、炊くとハンバーグみたいな食感ですが、醗酵させても美味しいのです@すどう農園。

秋ジャガイモは伸びるのが早い。
春と違って地温が高いので当然ですね。
二度目の土寄せ。来月は収穫です。

秋ジャガイモ 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
秋ジャガイモは成長が早い短期決戦の野菜。サークル状に植えてセンターは別の目的に使います@さとやま農学校・すどう農園

オクラの根っこを掘ってみました。
ずいぶん深く伸びていきます。
地上部だけではわからないことが、こうして根っこを眺めると色々見えてくるのです。
土の中の世界は、地上に負けないくらいに豊かな共生社会、広大な宇宙が広がっています。

オクラ 自然栽培 農業体験 体験農場 野菜作り教室
オクラの根っこをめぐる共生空間は、深くて広い。さとやま農学校・すどう農園

さてさて、すでに皆さんからお問い合わせをいただいております「さとやま農学校2020」
本講座の説明会が来月から始まります。
本講座が始まるのは3月からですが、実はそれ以前にもお申込みされた段階から様々なプレ講座・畑の活動などがあります。詳しくは、下のリンクをご覧ください。

首都圏から日帰りの農業体験「さとやま農学校」

2020年コースの説明会が11月から始まります。

 

お申し込みをいただいた方には会員特典があります。