すどう農園のご紹介とプロフィール

代表 須藤章(すどうあきら)


「すどう農園」は水源の里山の農園です。
3つの柱で活動しています。

①森の落ち葉や緑肥で野菜やハーブを育てる自然栽培。
ヨモギなどの日本古来のハーブ・野草も大事にしています。
農薬も化学肥料も除草剤も動物性の厩肥も一切使いません。
身の回りにあるもので足る農業を目指しています。
野菜は共同生産グループの「つくいやさい」を通じて販売しています。

②無添加の加工場もあります。
加工のベテラン職人さんと二人三脚で無添加の加工品(ソース・ドレッシング・ジャムなど)を製造しています。各地の作り手の皆さんとのコラボや、小ロットの委託加工も受託しています。

③農的生活につながる講座・イベント
「さとやま農学校」「講座・火と暮らす」「お醤油サ
ークル」など、
農業という言葉でくくれない、この世界の楽しさをお伝えしています。

それから:
ハーバリスト、草木染め、暮らし着、薬草の石鹸、オーガニックの花材、園芸緑化の専門家・・・
あれこれを各分野の皆さんとコラボしています。なにしろ里山は、本当に多様で豊かな宝の山なので、まだまだ埋もれている素敵なものを掘りだす毎日です。

(プロフィール)
80年代に千葉大学園芸学部で育種学を学び、
化学肥料や農薬を前提とした一般的な慣行農法を学びながらも、
その一方で旅が好き。主にアジア各地を旅しました。
今のような「在来種」という言葉がほとんど知られていない時代でしたが、
世界各地を巡る中で、伝統的な野菜や植物の遺伝資源が失われつつある様子を見ました。
山奥のむらに行っても、うま味調味料や日本の種苗会社の種子が売られている様子は、
なかなかショックだったわけです。

大学とは別に、農薬も化学肥料も使わない「有機農業」を知り、
埼玉や千葉の有機農家さんを折々に訪ねるなかで、将来をどうしたものかと考える。

農家でない人間が就農できる余地は、今以上に狭かった時代でもあり、また海外とのつながりももっと深めたいとあれこれ悩みながら、卒業後は海外協力団体(NGO)のスタッフとして農業協力に携わりながら自給的農業へ惹かれていくのでした。

アジアの農村で自立を目指す人たちと東京の生活の往復は、
やはり東京の自分の暮らしに矛盾ばかりが感じられて
「他人の国のお手伝いよりもまず自分が自立しないと」という想いが日に日に強くなり、
かなり自分自身が厳しい精神常態に追い込まれました。

これは決して愉しい経験ではありませんでしたが、
この時間は意味のある経験だったと思います。
やはり人は、苦しいことも経て、そこを抜け出たところに、
ひとつ新しい境地にたどり着けるのではないでしょうか。

その後は都会の仕事を辞めて埼玉県小川町での有機農業研修のお世話になりました。
さらにそこから天然酵母パンの草分け「ルヴァン」を経て、
石窯のパン屋を神奈川県の旧藤野町で開設。

ここでようやく、自分が世界とつながることができた。
そういう実感を得たのです。
ときに30代を過ぎていて、決して早いスタートではありませんでしたが、
いま振り返れば、それまでの道筋にはすべて意味があります。
無駄な時間はなかったといえます。

宮古島ぐらしの2年間を経て相模湖に戻り「すどう農園」を設立。
石窯パン屋の経験を活かして「石窯製作室」も開設。

ここまでの道のりは紆余曲折、枝分かれ、迷い道でした。それは今も続いています。
そんなこんなを含めて受け入れてくれる里山をありがたく思います。
これまでの色々な経験を活かして、
都会の人たちに里山の多様性の豊かさや愉しさを伝えていきたいと思っています。
 

著書に「石窯のつくり方・楽しみ方(農文協)」など。

その他SNS:
ツイッター SagamikoOrganic
フェイスブック(須藤章)&「すどう農園」
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